命がそうけしかけるんだ
明日、学生の頃の先輩のおうちに遊びに行く。
オタク会(笑)実は3回目。バウムクーヘンに寄せられたのと、今日のディズニーシー行きの予定が無くなって3連休暇だったから、良かったかも。彼氏さんも快くOKくれたし(←多分本人に余裕がないから)
バウムクーヘンに合うお菓子は何だろうということで、時々声を聞かせなさいと言う親に電話。…彼氏さんは構ってくれなさそうだし。
おせんべいとか和菓子案が出たものの、ブドウが良いだろうってことで落ち着いた。
仕事の事とか、結婚の事とか、遠恋の事とか、1時間すぎた長電話。あんまりそういう話面と向かってしない親子だから、電話で十分。
離れているからこそ保てる関係ってあると思う。
私は親が大好き!!ってタイプではないので。
近くにいるとどうしても反発してしまう。
色んなことに、何で?って思ってるから。
コンプレックスだな。
このブログの題名は、私の命題でもある。
私は自分の父親を知らない。
だから、私が親っていうと、必然的に母親のことだ。
でも、父親がいないって生物学的にありえない。それくらい分かっている。いちおう遺伝子専門だったし。
…というか、多分そのコンプレックスがあったから生物を専門にしたんだと思う。
高校のとき出会ったこの本は、伊坂さんの本の中で私が一番好きな本だ。好き、というか、救われた、本。
なんだよ、遺伝子関係ねぇじゃん。
その言葉にどんなに救われたことか。
私が自分で証明できる自分は、私の半分だけだと思う。
役所にだって証明できない。親は結婚してないし。
こんな私でも結婚できるんだろうか、子供が持てるんだろうか。それは、分からない。
彼氏さんはそのうち結婚してくれるっぽいけど、半分だけの私を彼氏の親戚は迎えてくれるんだろうか。
それを考え始めると、いつも怖い。
電話の話をすると、
結婚も出産もしたいけど、仕事も続けたい!!っていう女性のよくある悩みの話だったんだけど、彼氏とは遠恋なんで難しいよね。それって、じゃぁ子供出来たら仕事辞めるのどっちなのよ、ってことだから。
でも、親が、あんまり焦らなくていいんじゃないの?
って言ってくれてなんか嬉しかった。
かくいう母上は私を36歳で産んでるからね。
余裕ーーとか思ってるのかな。
でもでも、親も結構年だし。このまえ伯父さん亡くなって、親が死ぬ前に結婚しとかないとなぁ、って思った矢先なんだけど。
もう少し、仕事してもいいんだろうか。
他人と比べても仕方ないのよ、
って母さんは言ったけど。
他人と比べてみじめな人生を送ってきた気がする私は、
少し悲しかった。
お父さんがいないのは何で?って馬鹿みたいに無邪気に聞く友達。単身赴任なの?って。
自分でも親に聞いた。お父さんがいないのは単身赴任なの?
違うよね。馬鹿みたい。
私は非嫡出子なんだと思う。婚外子。
それで、悲しくて苦しくて、口に出さないけど、親を責めていて。
それで、大学行くのに家を出た。
あーなんか泣きそうだから、今日はここまで。
でも、昨日母さんと話できたのは良かったと思ったんだ。
旅路